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建築屋 あずまの miyabi日記

4つのSで「すまい」を考える 香住、但馬、山陰の設計事務所 建築設計室 雅-miyabi-のブログ

その説明で満足ですか?

その説明で満足ですか?


家にも燃費表示ができることをご存知ですか?
当事務所では、5年ほど前から取り組んできております。

車の購入を検討する際、燃費は重要な要素になってきていますよね。
メーカーはこぞって燃費性能の向上に力を入れています。
入れすぎて、困った問題も起きていますが。。。

その車より大きな買い物である「家」。
最近は「高気密高断熱」化が当たり前になりつつあり、各住宅メーカーなども、
「電気代がやすくなりますよ」などと謳っていますよね。

でもそれが、ほかと比べてどの程度なのかはハッキリとわかりません。
車のように燃費で比べられませんからね。

それに、家の高気密高断熱の程度を表す数値には、
「Q値」
「C値」
「Ua値」などが有り、
家の省エネ性能は、
「外皮の断熱性能」と
「外皮の気密性能」と
「日射取得」と
「日射遮蔽」と
「換気設備の性能」と
「給湯設備の性能」などが影響してくるので、
これらを一つ一つ見ても、総合的な省エネ性能はわかりません。

そこで、
当事務所では、燃費計算ソフトを用いて「家の燃費」を計算しています。

複合的に計算をおこなうことで、燃費を割り出し、
初期投資の回収期間が予測できます。
回収できれば、その後は快適な方が良いに決まっているので、
建物への考え方も少し変わるようです。

「家の燃費」についてご興味のある方は、ご連絡ください。

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気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.4

気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.4


「けっきょく、息はつまるの?」
しっておきたい気密に関する4つの事で、先の3回にわたって
とまとめました。

で、結局のところ息はつまるの?って話しですが。
sinrinyoku 
まぁ、詰まらないですよね。
計画的に「換気」しますので。

仮に換気しない場合を、家の気積(40坪の家で、約300㎥として)から考えてみましょう。

軽作業時における空気の消費量は約40㍑/minだそうです。
300㎥は300,000㍑なので、
300,000/40=7,500min=125時間=約5日 
5人家族が一日は過ごせるようです。
実際には、完全密封でもなければ、空気を汚す行為はたくさんあるので、結果は違うと思いますが。

気密の数値は、私が主に活動しているⅢ~Ⅵ地域の基準で5.0(平方cm/平方m)以下とされています(高気密住宅と言われるものが2.0)が、
当事務所では、
最低基準が1.0。目指す数値は0.5以下
と考えています。

とはいえ、いくら図面に表現しても、最終的には現場作業の質によります。
よい大工さん、良い監督さんに出会うことが実現の最低条件かもしれません。

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気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.3

気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.3


「気密性能が低いと換気扇が機能しない」
気密性能をしっかりと確保しないと、換気扇も能力を発揮してくれません。
せっかく換気しようと回していても汚れた空気を効率的に排気してくれません。

KIMITU03「気密が高いと息が詰まる。低気密の方が空気がよく動く」
気密を理解しようとしない人がよく言うことです。
たしかに、「空気がよく動く」んです。
でも、それは意図しているわけではありません。
勝手気ままに入ってきているだけ。「漏気」と言います。

冬の寒い時に、冷たい空気が「勝手に」入ってきたらたまりません。
夏の暑い時に、暑い湿った空気が「勝手に」入ってきたらたまりません。

換気は、室内の空気の質を良くするときに行います。
なので、効率的に、速やかに悪い空気を追い出したいわけです。

勝手気ままに入ってくる低気密住宅だと、
上の図のように、換気扇を「ON」にしても、
換気扇近くの「隙間」からたくさんの空気を吸い込んでしまい、
吸気口からは新鮮な空気を吸いません。
なので、汚れた空気は停滞してしまい、室内に残ってしまいます。

どうせなら、しっかりと換気したいですよね。
機械換気を計画的に、効率的に機能させるためには、気密が重要なのです。

Vol.4に続く

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気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.2

気密は息がつまる?しっておきたい気密に関する4つの事 Vol.2


「気密性能が低いと断熱が無意味?」
気密性能をしっかりと確保しないと、断熱材は威力を発揮してくれません。
せっかくの投資も台無しです。

kimitsu02これは、ある性能を確保しようと計画された1m四方の壁です。
片方はそこに、幅1mm長さ1mの隙間をあけてみました。
これは、森みわさんの著書でしょうかいされているものです

するとどうなるか。
熱貫流率(上記のU値)を比べると、
0.3W/㎡kで計画したものが、1.44W/㎡Kまでがた落ちしてしまいます。

水蒸気の侵入量を比べると、
一日に0.5gしか侵入しないはずが、一日に800gも侵入してしまいます。
実に1600倍!!

断熱材は、ひとことで言うと「空気をとどめておくもの」です。
繊維や樹脂で空気を絡めて動かなくしているからこそ、熱を通さなくなるんです。

なのに隙間があっては全くの無意味なものになってしまいます。
当事務所が用いている熱損失計算プログラムでは、家全体の断熱性能だけではなく、気密性能が冷暖房負荷の算出に反映されています。
気密性能が確保されなければ、断熱材が効果を発揮しないことがわかっているので、
気密施工を行い、気密測定を行います。

Vol.3に続く

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買っても良い中古住宅は、10.5%?

買っても良い中古住宅。


最近はやりの「リノベーション」のおかげか、中古住宅が注目を集めています。
私も「古民家鑑定士1級」を取得し、積極的に古民家(定義では50年以上経過した木造住宅。中古住宅とは少し異なります)を活用したいと考えています。

いくら流行っているとはいえ、
日本の中古住宅販売割合は、欧米に比べてものすごく低いことをご存知ですか。
アメリカが住宅全体の79%
イギリスが89%
これに対して、日本は僅か11%だそうです。
これは、「品質が明確でなく資産価値が低い」ことが大きな理由だと言われています。

図面もなく、構造に関する情報が殆ど無い。耐用年数も短いので融資も得られない。
となれば、大きな障壁になりますよね。

そこで活用したいのが、「ホームインスペクション」。
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

住宅のコンディションを把握することで、相互に安心して取引できるようになります。

国もこの制度の活用をすすめていて、2018年には、

「買い手、売り手に診断を行うかの意向確認を義務付ける」としています。

なんだか、とっても中途半端な気がしますが。。。


現状の制度利用は、10.5%程度とされています。

これで、タイトルの

「買っても良い中古住宅は、10.5%?」の意味わかって頂けましたでしょうか。


もちろん、建築後1年でも中古住宅ですから、

なかには、そもそも「ホームインスペクション」を利用するひつようのないものもあります。


なんにせよ、中古住宅を購入する場合は、その建物が

「どんなものなのか」がハッキリと分かるものをお勧めします。


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